2015年9月27日日曜日

第91回研究会記録:September 27, 2015

参加者:10名
内容:
(1)フォーカシングして、シェアリング
(2)事務連絡
(3)KOL-BEミニワークショップ

KOL-BE(コルビー)は、特別な材質の破れない青い長方形に印刷された人型です。 性別や顔などの特徴がないシンプルな絵です。絵や字をかいたり消したりできます し,フェルトセンスを表すシンボルを置くこともできます。アートとフォーカシングの組み合わせた馴染みやすい便利な道具で、まだことばにならない気持ちを簡単に表現する土台となります。



イスラエル公立学校で認知的情緒的行動的困難を抱えた子どもたちのために工夫された道具を2010年にフォーカシング指向心理療法家アツマウト・パールシュタインがフォーカシングを促す手段として活用し始め、KOL-BEと名づけました。

KOL-BEとは、ヘブライ語で「私の内側にあるすべて」「私の内側の声」という意味です。KOL-BEの上に問題やそれに対する気持ちの象徴を置くことで、問題を眺める新しい視点が得られます。また、KOL-BEに置かれた作品を見ることで新たな気づきが生まれることもあります。

参考文献:
アツマウト・パールシュタイン,エディ・カッツ(日笠摩子訳),吉澤弘明著
KOL-BE(コルビー): ことばにならないものを表すために
フォーカシングはみんなのもの』2013,創元社,pp.38-41

2015年9月1日火曜日

<WS情報>パトリシア・オミディアン博士2015年再来日ワークショップ東京

◆◇◆
パトリシア・オミディアン博士
コミュニティ・ウェルネス・フォーカシング
公開講演とワークショップ in 東京
2015年9月23日(水祝) 中野富士見町 
                  ◆◇◆


オミディアン博士は、アフガニスタンで地域性に合った心理社会的援助を展開し成果を上げてきました。現在は昨夏に続きWHO(世界保健機関)の要請でエボラ出血熱流行対策の一環としてリベリアでメンタルヘルスと福祉サービスの増進に取り組んでいます。そのような講師から直接学べる貴重な機会です。

【コミュニティ・ウェルネス・フォーカシングとは】

コミュニティ・ウェルネス・フォーカシングとは、フォーカシングを構成する様々な要素を活用しながら、そのコミュニティの文化、伝統を尊重しつつ、潜在的資源を活かして、人々を元気にしていく心理社会的援助活動です。そこにはポジティブ心理学や緊急時における心理的応急処置の技法も盛り込まれています。

【パトリシア・オミディアン博士紹介】

カリフォルニア大学で医療文化人類学の博士号取得。
アメリカ、パキスタン、アフガニスタンの大学で教え、トラウマや、心理社会的健康、感情の文化人類学という領域で研究や介入プログラムを実施。フォーカシングやポジティブ心理学のワークショップ、講義も行う。昨年の夏に引き続き、WHO(世界保健機関)の要請を受け、1月よりリベリアでエボラ出血熱流行対策の一環として、地域のメンタルヘルスと福祉サービスの増進に取り組んでいる。コミュニティ・ウェルネス・フォーカシングの創始者の1人。
Focusing Initiatives International 共同創設者

2013年の初来日の際には、日本フォーカシング協会「フォーカサーの集い in 戸隠」や日本人間性心理学会第32回大会をはじめ、国内数カ所でのワークショップ(東日本大震災被災者支援を含む)が開催されましたが、まだ直接学ぶ機会をお持ちでない方も多いかと存じます。

ワークショップは、参加者ひとりひとりが、自分が関わっているコミュニティ(仕事先やご自分の職場など)の特色やニーズに応じて、援助的プログラムを作り上げていく体験などができる構成になっています。初めて参加される方も歓迎です。


◆講師◆


パトリシア・オミディアン博士

The Focusing Institute 認定コーディネーター)

◆通訳◆

日笠摩子
(大正大学人間学部臨床心理学科教授、臨床心理士
  The Focusing Institute 認定コーディネーター)
小坂淑子(臨床心理士)

◆日時◆

公開講演:2015年9月23日(水祝)10時~12時(8時半開場)
ワークショップ:同日13時半~17時半
※ワークショップに参加される方は必ず公開講演からご参加ください。

◆会場◆

公開講演:セレニティホール

    (芳澍女学院情報国際専門学校 [ほうじゅ〜] 内、
      http://www.hoju.ac.jp/access/
     東京都杉並区和田1丁目3-20、
     東京メトロ丸ノ内線中野富士見町駅より歩5分)

ワークショップ:佼成図書館視聴覚ホール

       (東京都杉並区和田1丁目2-1、
        セレニティホールから歩1分)

◆参加費◆

公開講演のみ:参加費無料
公開講演+ワークショップ:一般:8,000円
(但し日本フォーカシング協会メンバーは7,000円)
当日受付にてお支払いください。つり銭のないようご用意ください。

◆定員◆

公開講演:250名(共催関係者を含む)
ワークショップ:一般  15名(共催関係者が参加しますのでワークショップ全体の参加者は50名の予定)


※公開講演のみに参加される方は事前申込は不要です。


◆ワークショップ参加申込締切◆

2015年9月13日(日)

◆ワークショプ参加申込方法◆ 

メールでお申込ください。

件名を「パット東京WS参加希望」とし、メール本文に、氏名、所属、住所、連絡先電話番号、連絡先メールアドレス、日本フォーカシング協会メンバーの方はメンバー番号を記載し、パトリシア・オミディアン博士招聘委員会にお送りください(担当:堀尾)。

申込メールが届きましたら数日のうちに参加の可否について返信いたします。

◆問合せ・連絡先◆

"pat2015.jp(at)gmail.com"[(at)を@に変更] 

主催:パトリシア・オミディアン博士招聘委員会
   (委員長 日笠摩子、京都担当 山本美保、
             東京担当 中村和徳・堀尾直美)
共催:佼成カウンセリング研究所
後援:中央学術研究所

2015年7月13日月曜日

第90回研究会記録:July 13, 2015

参加者: 名
内容:
(1)フォーカシングして、シェアリング
(2)実務的な話し合い
(3)フォーカシング国際会議(シアトル)での発表検討

※6月は三村先生WSのため休会。

2015年6月7日日曜日

ジェンドリン哲学ワークショップin東京

2015年6月6日-7日,三村尚彦先生によるジェンドリン哲学ワークショップin東京を後援,開催しました。

2015年5月10日日曜日

第89回研究会記録:May 10, 2015

参加者:5名
内容:
(1)フォーカシングして、シェアリング
(2)論文検討
(3)事例検討
(4)事務連絡

2015年4月19日日曜日

<WS情報>パトリシア・オミディアン博士2015年再来日ワークショップ

こちらでお知らせしたパトリシア・オミディアン博士の京都でのワークショップの詳細です。
◆◇◆
コミュニティ・ウェルネス・フォーカシング in 京都 Part 2
                         ◆◇◆

◆日時◆
2015年9月21日(月・祝)10時~17時
           (受付9時半開始)
  ~ 9月22日(火・祝)10時~17時

◆場所◆ 日本キリスト教団室町教会
(京都・地下鉄烏丸線丸太町駅最寄り)

◆定員◆ 25名



対象:家族、地域社会、職場にフォーカシングを活かすことや、伝えることに関心をお持ちの方。フォーカシング初心者の方も歓迎です。

◆参加費◆(一般)18,000円、(日本フォーカシング協会メンバー)17,000円

※通訳付き 通訳者:日笠摩子 大正大学教授

パキスタンやパキスタンやアフガニスタン、そしてリベリアで、フォーカシングやポジティブ心理学を用いて、戦争やテロ、エボラ出血熱で苦しむ地域住民の心身の健康の回復に携わってこられたパットから学びます。

フォーカシングを構成する様々な要素を自在に活用しながら、そのコミュニティの文化、伝統、潜在的資源を活かして、どのようにコミュニティを元気にしてゆけるのか。

まずPart1(2013年開催)で学んだコミュニティ・ウェルネス・フォーカシングについての基本をもう一度おさらいします。
そしてさらに上級の知識や技法について学び、それぞれの職場や地域社会の課題に応じて、自分のアイディアを作ってゆけるようになることを目指します。

すでにみなさまが実践しておられることを深めたり、そこからまた新たなものが生まれる機会ともなるでしょう。

お申し込み方法・詳細はこちら(日本フォーカシング協会WS情報ページ)をご参照ください。

***

以下TIME記事より抜粋

The 5 Biggest Mistakes in the Ebola Outbreak

Alexandra Sifferlin @acsifferlin  Sept. 25, 2014
2. A lack of cultural sensitivity
Patricia Omidian, a medical anthropologist, was sought by the World Health Organization (WHO) to spend time in Liberia to help Ebola response workers better understand the communities they were serving. “I think the biggest mistake that occurred very early was that primary health care was ignored and communities were not included in their own health issues,” she says. “Programs were rolled out and people were told what not to do. No effort was made to ensure engagement and increase trust.”
Omidian’s work included explaining some of the cultural practices among Liberians, including burial rituals that involve a lot of physical contact, putting mourners at risk of contracting the virus. “This disease attacks the best of [Liberians’] culture — that of touching and caring and kindness,” says Omidian.

2015年4月12日日曜日

第88回研究会記録:April 12, 2015

参加者:7名
内容:
(1)フォーカシングして、シェアリング
(2)実務的な話し合い
(3)論文検討
(4)ビデオを用いたフォーカシング・セッションの振り返りの検討
*目白開催

2015年3月8日日曜日

第87回研究会記録:March 8, 2015

参加者:8名
内容:
(1)フォーカシングして、シェアリング
(2)実務的な話し合い
(3)フォーカシング指向PCAGIPによる事例検討
(4)発表:博士論文の構成について

2015年2月8日日曜日

第86回研究会記録:February 8, 2015

参加者:7名
内容:
(1)フォーカシングして、シェアリング
(2)実務的な話し合い
(3)数量的研究の検討
*自由が丘開催

2015年1月11日日曜日

第85回研究会記録:January 11, 2015

参加者:8名
内容:
(1)フォーカシングして、シェアリング
(2)実務的な話し合い
(3)ジェンドリン哲学の用語と説明の仕方の簡単な検討
(4)フォーカシング・セッション